生井秀樹 写真展
第2回:1970年代後半のP-MODEL&Techno~生井が40年並走した平沢進の原点~
ROCKカメラマン・生井秀樹の写真展第2回だ。
スタッフが額を寄せ合って、なにをテーマ&モチーフにしようか考えた。
膨大な写真の中から、生井がデビュー当時から死の直前まで関わり続けた唯一のアーティスト、P-MODELに白羽の矢が立った。ただ、そのすべてを網羅することは到底できない。なにせ半世紀にも及ぼうかという時間がそこには横たわっているのだから。だから敢えて、デビューの時にフォーカスすることにした。
あの時代、センセーショナルな時代だった。どこぞの国で生まれて成長し世界中の若者を虜にしたROCK MUSICは、20年も経たずにすでに壊れ始めていた。
その中で音楽性、精神性の両面で変革の萌芽を日本で示したのがP-MODELだった。同時代のMusicianであり、なぜか音楽性を一括りにされたMusicianにYMO、ヒカシュー、プラスティックスなどがいたが、敢えて言うが、彼らは一過性のMusicianだった。大きな成功を収めたように見えたが、時の流れに溶け込んでいってしまった。ただ、P-MODELだけは、平沢進というCOREとなり今でも時代を切り開き続けている。
これは、生井が切り取った、その原点の風景である。
【日時・場所】
2024年11月5日(火)ー 2024年11月14日(木)
開店時間:11:30より
入場無料(要1DRINK ORDER)
高円寺:ORIENTAL FORCE